最新情報や糀あれこれ
2025/09/19 19:57

9月17日から19日までの3日間、本宮小学校の5年生を対象に、名郷糀屋による味噌作り体験授業を行いました。
初日は「味噌ってどうやってできるの?」という問いからスタート。麹、大豆、塩、それぞれの役割や発酵の仕組みについて、子どもたちは興味津々で耳を傾けてくれました。普段何気なく食べている味噌が、どんな工程を経て生まれるのかを知ることで、食べ物への関心がぐっと深まったように感じます。
2日目には、蒸した大豆の香りに包まれながら、麹と塩を混ぜる「塩切り麹」の作業を体験。手で混ぜる感触や香りに「なんかおいしそう!」「麹って甘い匂いがする!」と、五感を使って楽しんでくれていました。
そして最終日の今日は、いよいよ大豆をつぶす工程。「ふわふわしてる!」「手が気持ちいい!」と、初めての感触に笑顔があふれ、教室はとてもにぎやかに。手のひらでぎゅっと押しつぶすたびに、味噌作りの奥深さと面白さを少しずつ感じてくれているようでした。
授業の最後には、「楽しかった!」「またやりたい!」という声もたくさん聞けて、私たちもとても嬉しく、心が温かくなりました。
味噌は、時間をかけてゆっくりと発酵していくもの。今日仕込んだ味噌が、数ヶ月後にどんな味になるのか、子どもたち自身が味わう日が楽しみです。
名郷糀屋では、こうした体験を通して、発酵の魅力や食の大切さを伝えていくことを大切にしています。 今回の授業が、子どもたちにとって「食べること」「作ること」「待つこと」の面白さを感じるきっかけになってくれたら、これ以上の喜びはありません。
未来の発酵名人たち、またどこかで会える日を楽しみにしています。未来の発酵名人たち、またどこかで会える日を楽しみにしています。